年中さん,  年長さん

心を動かして~マリア祭からクリスマスへ~(年中長)

ゆり

マリア祭

11月はマリア様奉献の月。毎年、聖母マリア幼稚園では、マリア様の姿を分かち合い、マリア様の姿に倣いながら、自分自身の心や姿を見つめる期間となっています。
今年も、クラスごとにお話を深めていきました。

「マリア様ってどんな人だろう?」と投げかけると、「優しい人!」「困ってる人にやさしいの。」と、子どもたちがこれまでの園生活の中で教えてもらったことを口々に話してくれます。そこからより具体的に、“優しい”ってどういうこと?“つよい”って?と、子どもたちの生活で起こる事柄をヒントに、みんなで考えました。
年中長さんは、“やさしいこころ”“つよいこころ”“きれいなこころ”“しんじるこころ”の4つをメインに心を見つめ、マリア様と自分の姿を照らし合わせていきました。

「泣いている年少さんがいたからね、どうしたの?って言って、お部屋まで送っていってあげたの。」〈やさしいこころ〉
 「鉄棒をね、何度も何度もやってみたんだよ!そしたら逆上がりが出来るようになったの!!」〈つよいこころ(あきらめない)〉
 「今日ね、けんかしちゃったんだけど、仲直りできたんだよ!」〈きれいなこころ〉

子どもたちは日常の中で、たくさんの“心”を使っています。

「マリア様ってね、心をたくさん使って、心に栄養がいっぱいになると、心にお花が咲いたんだって。みんなの心にも咲いているかな?」と投げかけながら、マリア祭週間は続いていきます。
また、お友達の姿、いいところにも目を向けたり、助け合うこと、思いやりを持つこと、自分に自信を持つこと、素直にいられることなど、クラスごとに分かち合いを進め、深めていきました。

11月15日には、幼稚園でマリア祭が行われました。
それまで重ねてきた心のお花と共に、ろうそくにクラスの心を込めてお捧げし、祈りの時を持ちました。
そして、マリア祭を終えてからも、子どもたちの心のお花は咲き続けていきます。

クリスマス会に向けて

「マリア様は大きくなって、イエス様のお母さんになったんだよね!」
12月はクリスマス、イエス様のお誕生日をお祝いする、クリスマス会に向けた活動も始まりました。

年長さんは、「劇をするんだよね?!」と、話す前から期待十分!
今年は、クリスマスのお話に加えて、聖書のお話から「ノアの箱舟」を取り上げ、“神様を信じるこころ”テーマに、進めていくことになりました。
各クラスで、担当する物語や場面を知り、役を知り、役決めが進んでいきました。

毎日たくさん話し合いました!

一週間という短い期間ではありましたが、一人一人がたくさん心を使って、考え、話し合い、納得して結論に至りました。
台本配布の日、決まった配役を改めて紹介すると、晴れやかな表情と意欲に満ちた姿を見せてくれた子どもたちです。世界に一つしかない台本を受け取る姿は真剣そのもの。現在、ホールやお部屋での準備が進んでいます。
どの役も、無くてはならな大切な存在です。ひとりひとりが自信を持って、温かいこころで歩んでいけますように・・・!

配役決定!この役は、君に任せたよ!
ひとりひとりに台本を配布。「わたしのことばは・・・」
世界に一つだけの台本。色塗りしたら、早速練習!

年中さんは、年長さん(オレンジ組)と一緒に、ノアの箱舟の話を創ってくれます!ノアの箱舟のお話を知り、出てみたい場面を自分で考えて決めました。
年中さんは、同じ場面に年少さんも出演するのです。普段は年長さんに助けてもらうこともある年中さんですが、「次は僕たちが手伝ってあげるよ!」と、各グループの中で、リーダーシップを発揮してくれているようです!
箱舟に乗ってくる動物たちや鳥たち、雨の精や海の中の魚たち。ひとりひとりが力を出して、物語を創っていきます。

雨の精(楽器)。 いろんな楽器があるね!どれをやってみようかな~?
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