園の様子

今年度最後のエンジョイデー

今年度2学期から始まったエンジョイデー、ほぼ月1回の割合で行ってきました。
今回はエンジョイWeekを設け、日々遊びを深められる1週間の中にエンジョイデー(お弁当も区切られた時間の中でいつ食べてもいい日)を行いました。
このエンジョイWeekでは、来年度入園の子どもたちが(毎日4クラスに数人ずつ)幼稚園に遊びに来て子どもたちと触れ合いながら、園生活を体験する1週間にもなっていました。

子どもたちは、耳慣れないエンジョイWeekよりも小さいお友だちが来ることを楽しみにしていました。そのこともあり、遊びを ”深める” ”継続させる” というよりは、毎日の小さいお友だちとの関わりを大切にしていましたので、その様子もご紹介します。

【室内遊び】
ままごとや折り紙、廃材製作、こま回しなどの他、ビー玉コースも日々行われていました。
年少さんにとっては、年中長さんのクラスにしかないものもあり、おままごとも魅惑的のようでした。

猫も耳も作り、ねこちゃんごっこっも楽しみ、1週間の中で猫がウサギになったりしながら、遊んでいました。

紐ゴマも上手に回せる人が多くなりました。
回したこまを手に乗せることを練習していたり、上手なお友だちを見て一生懸命紐を巻くのに日々挑戦していたお友だちもいました。少しでも回るとがんばる意欲も⤴ 「もう一回やる!」

ビー玉コースは、それぞれにコースを作ったり、仲間と一緒に作ったり…

短いですが、ラップの芯でもコースづくりが行われていました。

【モンテッソーリの家】
1月のエンジョイデー同様に年少さんはスタンプや糸掛け、リボン作りなどが盛んでした。年中長さんは機織りをコツコツ進める人が多かったです。機織りは子どもそれぞれのカラーがあって、大人には出せない素敵な色合いで、子どもたちの感性に見とれてしまいます。

ゆび編みも大人気で、毎日すごい量が編まれていきます。
なぜか長いのは男の子3人。だんだん競うような感じになってきて、マフラーにしたり(編まれたものをさらに指かぎ編みで太くしたり)座布団にしたりしています。3人に刺激を受け、長く編む人がじわじわと増えてきています。

「おれたち、しょくにんだから!」

【お店屋さん】
最終日にはピザ屋さん、ジュース屋さん、ラーメン屋さん、たこ焼き屋さんなどが商店街のようにできていました。

お客さんたちが食べられるテントのようなレストラン⁈ モール⁈ものも出来ていて、入れ替わりたち替わりお客さんがきていました。
店員さんも注文を受けると、運んで来てくれていました。

ドーナツも美味しそう!
「先生も どうぞ。」

来年度入園のお友だちもお姉さんたちが誘ってくれ、美味しそうにラーメンなど食べていました♡

時計の下でも泥で作って団子屋さんができており、何だか手慣れた手つきで、美味しそうな団子が出来上がっていました。遊びを通して、バス便も年齢も混ざっており、色々な場面で遊びを通して誰とでも関われるようになっているんだなあと、嬉しくなりました。

【来年度入園の子どもたちとの関り】
小さいお友だちも幼稚園の保育室やトイレなどにも入って、園児たちが手助けしてくれていました。できることも、この日はお兄さん、お姉さんに甘えていました。

どこまでも甲斐甲斐しくお世話敷いていました。

トイレや外遊びに誘いかけたり…

心配しながら、小さいお友だちの後ろをついて歩き、見守ったり…

何がやりたいか、尋ね尋ね、一緒にやってあげたり…

ひよこ組のお友だちを、みんなでお見送り。

【電車ごっこ】
久しぶりの電車ごっこ、物があると自然と乗る人、信号機や踏切をする人など役割分担ができていました。

【ドッチボール】
寒くても ”子どもは風の子” 体を動かしているからか毎日結構な人数が集まっていました。3学期には年中さんも随分入るようになり、年長さんのボールは取れないものの、よけたり、元外野でがんばったり。年長さんも年中さんを当てる時には手加減してくれていて、年長さんの優しさを感じました。

霜がひどい時は、運動場も南庭もぐちゃぐちゃになってしまうので、そんな時は広場でドッチボール。

【マリアの森】
森には発見もいっぱい!
それぞれが楽しみや気になることを発見していました。
”爆弾💣つくってるんだよ!”

小さな舞台でコンサートも♡

藤蔓でぶらんこ!
「つぎ、わたし!」と大人気でした。

手が痛くならないように、袖を伸ばしたらいいことも考えだし…

「ねえねえ、ちょっと来て! ふしぎな葉っぱをみつけたんだよ。」と、呼ばれて案内してくれたところには…

「ほら、ハートがいっぱい!」

春も発見しました!

春の花、オオイヌノフグリも咲いていました。

広場を探検してみるとこの他、たんぽぽやフキノトウも出始めていました。
その後、園に戻ってからも「春、みつけたよ!」と梅の花や木の芽を発見し、みんなに報告する姿も見られました。

子どもたちは次の学年への期待に溢れています。
年長さんたちは、卒園まであと何日!と数えられるくらいまじかに迫ってきました。いよいよ、年中長は月末から卒園式に向けての歩みが始まります。

子どもたちが、今のクラスのお友だちと出会えたことを大切にしながら、あとわずかな日々も心の宝物をいっぱいにしていけますように。

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