園の様子

    9月 子どもたちに人気のあった絵本

今回は、毎日のように読んでいる絵本の中から子どもたちに好評だった絵本をクラスごと紹介いたします。
夏休み明け、園庭の虫たちも大きくなり、カマキリやバッタなどの虫取りを楽しんでいた子どもたち。虫や運動会、競技にちなんだ絵本が多く読まれてきました。

年少
【たんぽぽ組】

運動会競技で大きなケーキにデコレーションする年少さん。
『ケーキやさん』で、ケーキを飾りつけする意欲が高まりました。
子どもに分かりやすいSDGsで、自分の力で出来ることに目を向け、水やティッシュペーパーなど物を大切にする姿が見られた『ちきゅうのためにできる10のこと』。
『てつたくんのじどうしゃ』を読み聞かせ後は、廃材での自動車作りを楽しむ子どもたちが多くいました。

【すみれ組】

園庭でドングリ拾いを楽しんでいる子どもたちにぴったりの『どうぞのいす』。
『はっけよーい』の動物たちの迫力ある表情とコケ具合が大盛り上がりでした。
『めがねがね』は、飛んでった眼鏡がどこにいったか?探すのと可愛い眼鏡にさまざまな反応が見られました。

【すずらん組】

いろんな果物を食べていくぶたさん。おなかの色が少しずつ増えていく楽しさと最後にそんなもの食べたらどうなっちゃうの?という『なにをたべてきたの?』。
お化けがどんどん変化していくのにキャーキャー。怖いもの見たさの子どもたちで、「もういっかい」と何度も読んだ『おばけだじょ』。読むたびに子どもたちの見る部分も変わり面白かったです。

年中長
【ばら組】

夏休みにオリンピックをテレビで観戦した子どもたち、『ケロリンピック』。「この競技、見た~‼」と東京オリンピックの話題で盛り上がりました。
虫が大好きな子どもたち‼『むしたちのうんどうかい』を見ながら自分たちと同じ赤組を応援する年長さんや。ダンスは「以心伝心かな?」など自分たちの運動会と照らし合わせて物語の世界を楽しんでいました。
『スイミー』は、横割りクラスで読み、年中さんたちとも分かち合いました。

【ちゅうりっぷ組】

仲良しクラスで楽しい本は共有し合い、同じ絵本がランクイン。
毎日のように遊びの中やクラスでリレーに励んできた年長さん。なかなか思うような順位になれず、苦戦していた赤組でしたが、運動会前の子どもたちの心にぴったりの絵本『はしれゴールのむこうまで!』で、”最後まで走り切る‼””あきらめない”気持ちで、クラスみんなががんばれるようになりました。
『スイミー』では、小さな力もみんなの力が集まれば、大きなことができる‼ということで、リレーでも、一人一人の力が大切‼ということを胸にクラス一丸となり励んできました。

【さくら組】

運動会や敬老の日などの季節の本をたくさん読みました。
『しーっ!ひみつのさくせん』は、”どうなるんだろう?”というワクワクと繰り返しに、大盛り上がり♪
短編が詰まっている『おかしな おかしな おかしのはなし』。朝や帰りの短い時間に読んでいます。子どもたち自身も手に取って、「何のおやつにしようかな♡」と選んで読んでいる姿があります。

【きく組】
人気の絵本はどれも図書館から借りてきた絵本で、ここでは絵本名だけのご紹介。
『こぶたのブルトン あきはうんどうかい』
『こぎつねきっこ うんどうかいのまき』
『うんどうかいが はじまった』さまざまな運動会の絵本を通して、また一味違う運動会の世界を楽しみました
『なんでもない』

【かんな組】

『さかさことばで うんどうかい』(写真なし)自分の名前を逆さから読むブームだったので読みました。文章全部が上から読んでも、下から読んでも…「すごーい」の声が上がっていました。
『たべものやさんしりとりたいかい かいさいします』は、「”ん”のつく食べ物多すぎ~」と大うけ‼
『うめじいのたんじょうび』は、うめことばと結局何歳かわからない終わり方に子どもたちは何歳なのかを予想しあっていました。

【ゆり組】

虫や恐竜好きの多いゆり組さん、恐竜の絵本シリーズで人気でした。
優しい絵のタッチで、ゆっくりと恐竜の一日が描かれており、子どもたちの心をグッと掴む絵本でした。
『オレ、カエルやめるや』子どもの日常の心の動きとぴったりなカエル。子どもたちは、一回目は「~になりたい」と言っていましたが、二回目からは「何にもなりたくない。人間がいい」と言っていました。

年中長さんでは、特に季節や行事の絵本は子どもたちの反応で共有し合うことも多く、違うクラスでも読まれています。
これからも、豊かな絵本の世界を子どもたちと楽しんでいきたいと思っています。
何度読んでも、読むたびに味わいの違う絵本の世界。
大人とは違う目線やとらえ方で絵本を見て、感じている子どもたち。
「もう一回!」というのなら、繰り返し読んであげると、また違った世界を子どもたちが見せてくれます。
是非ご家庭でも、子どもたちと絵本の新しい世界をお楽しみください。

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