園の様子

モンテッソーリ(ランチョンマット作り)

年長さんたちは、10月に自分たちで草木染した布に先生たちが線を書き、自分で線の上を針と糸で縫い、モンテッソーリの家でアイロンや名前つけをしてランチョンマットに仕立てました。すでに自分で作ったランチョンマットでお弁当を食べているお友だちもいます。
その活動をクラスで間近に見ていた年中さんたちも ”自分で作ってみたい” ”自分で作ったランチョンマットを使いたい” という意欲も高まり、ご家庭から布の寄付を募ることとなり、年中さんにも活動が広がってきています。
そんなランチョンマット製作の様子をご紹介します。

初めて針や糸に触れるお友だちもいましたが、”自分の染めた布” ”自分のランチョンマット”という意識から、新しいことに苦手意識の強いお友だちも最後までチャレンジする姿が見られました。

針に糸を通す
 糸通しを使い、通すことも覚えました。
①針穴に糸通しを入れる。②糸通しの穴に糸を少し通す。③針を片方の指で持ち、もう一方は糸通しを持ち引っ張る。④針穴の糸が一本になったら、糸通しの糸をそっと引っ張り抜く。⑤糸の端を合わせて、針を糸の真ん中に移動させ、糸の端を玉結びにする。(2本どりにする)
針の準備だけで一苦労ですが、それぞれの工程で集中して、真剣に取り組んでいるのが印象的でした。

縫う
今までの ”紙を縫う” ことや ”リボン作り”(フエルト)のひと針ずつ引き抜くのでなく、二針刺し、線を目指し出てきた針を引き抜くやり方で、2辺を縫いました。

アイロン
中表の布を裏返し、布テープに名前を書き、いよいよアイロン。
アイロンのスイッチや霧吹きなど準備を整え、丁寧にアイロンをかけ。名前のテープをアイロンで付けました。

アイロン待ちの人たちも…

仕上げ
最後の1辺は、事務の先生にミシンで仕上げていただいたので、それぞれ事務へ仕上げをお願いに行きました。

自分のランチョンマットでお食事。

年長の活動を見ていた年中さん。熱心に見ていただけあり、手順は分かっていて、やり方がうまくいかないときだけ手伝いを求め、一生懸命取り組んでいました。

年中さんでも先に経験したお友だちが教えてくれる姿も見られました。
ランチョンマットが作りたいけど、縫うことに慣れていない年中さんは小さなものから縫うことにチャレンジします。
この後、ランチョンマットも縫い上げ、「(クラスの)お友だちにも見せてあげたい」と帰りの会で見せてくれました。

年少さんたちも縫物にチャレンジ中!

モンテッソーリの家でも毛糸を出し始め、三つ編みや手編み、クラスで行っている機織りを持ってきて行うなど、新しい活動も見られています。

年中でも細い三つ編みが編めるようになっている人もいます。
今は、髪に結んだり、何本も作ることを楽しんでいる人もいます。機織りが仕上がるとポシェットの肩掛け紐になるので、ポシェットのために初めて三つ編みにチャレンジする人もでてきます♡

手編みも長くなってきました。毎日コツコツ編み進めています。マフラーや渦状にして座布団になったりします。

季節や活動によって、モンテッソーリの家に来るメンバーが変わってきました。
モンテッソーリの家で、活動の幅を広げ、様々なお仕事に取り組んでいけるといいな~と思っています。

布や毛糸を寄付してくっださった方々、ありがとうございました♡

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