第2弾 モンテッソーリのお家
子どもたちは、手や足を動かし、五感を使って考える。体全体を使って子どもたちは自分自身を育てていきます。その手助けができるのが、その時々の成長にあった環境です。
環境と一口に言っても様々なものがあります。
①物~子どもの体に合ったサイズのもの(棚の高さや使うものの大きさなど)
子どもたちが触ってみたいと思うような魅力的なもの
本物(陶器や包丁、アイロンなど危険だからでなく、本物に触れ、
感覚を知り、使い方を学んでいく)
②時間~子どもたちにとっての十分な時間の保障
③人~子どもたちは常に身近なものをよく観察し、見聞きしたものを手本に真似
ていきます。
大人は大切な身近な手本です。子どもに「~しましょう」といったことは、まず大人が繰り返し見せていく必要があります。挨拶や物の扱い方、所作など身の回りのことすべてです。
ですので、モンテッソーリの家に限らず、幼稚園の様々な場面でこのような環境を意識して整えています。
教師も環境の一部として、子どもたちに恥ずかしくない生活を心がけています。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな環境が5つの分野(日常生活・感覚・数・言語・文化)で整っているのがモンテッソーリの家です。
今回は、モンテッソーリの家で行っているものでも”持って帰らない”もので、子どもたちに人気のあるものをご紹介します。
本年度は、2.3学期に年中長さんが数や文字によく取り組みました。
年少さんは、感覚や日常生活の手先を使った活動から、3学期に文字に興味を拡げていった様子が見られました。
例年、年少のときは指先を使うお仕事や作ったものを持ち帰るようなお仕事が人気です。学年が上がるにつれて、持ち帰らないお仕事も増え、お家の方々にはどんなお仕事をしたかは子どもの話からしかわからないかと思いますが、来年度も少しずつブログに挙げられるようがんばります。